タマネギもうすぐ定植です

タマネギ育苗も40日目。
種まき直後は日照が少なく、生育が心配でしたが、なんとか大きくなってきました。


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あと2週間ほどで定植です。圃場準備に取り掛かります。
まずは施肥設計。
タマネギ栽培の施肥ポイントと、圃場の土壌状態から施肥量を決定していきます。

 タマネギ栽培の圃場準備の主なポイント

  1. リン酸を十分施用する。
  2. 肥料の全施用量はNPK各25kg/10a(圃場所在県の標準栽培)

 リン酸について

タマネギを含むネギ類は、リン酸を効かすと根張りがよくなります。
土壌の改善基準の目安は「有効態リン酸20mg/100g」
土壌分析の結果、私の圃場は20mg以上あるのでこの点はクリアです。
特に幼苗期の生育に重要となるので、元肥で全量施肥します。

もう1点注意するのは火山灰土とリン酸との関連です。
私の圃場の土性は黒ボク土と言われる火山灰土壌です。
山灰土壌は鉄やアルミニウムを多く含んでいるので、リン酸がこれらと固定されてしまい、リン酸を施用しても、作物に利用されにくい状態になってしまいます。
そのため、リン酸は少し多めに施用します。
今回は20%ほどの増施で設計します。

元肥設計について

県の標準値はNPKの全量が各25kg/10a。

そのうち、元肥に60%。残りを3回に分けた追肥で施用していきます。

なのですが…

今回新たに読み進めているタマネギ栽培の参考資料では「元肥25%。残りを3回同量ずつ追肥」とあります。

 

元肥が4分の1って…

 

少なくない???

そんな作り方したことない。不安。不安。不安。

でも、専門書だしな~…

 

でも不安。

 

ということで、今回は標準栽培の施用量を引用することにしました。

施用量が決まったところで、これから肥料資材の買い出しです!

ここでもまた、どの資材にするか、悩むんだよね~。